「リンパマッサージって痛いですよね?」とおたずねになられるお客様が時々おられます
僕も以前リンパマッサージを他店で受けたことがあって、そちらのセラピストの方に「お客さん、リンパ詰まってますよ!毒を出さないと!!」とか言われながら、首や鎖骨周辺のリンパ節などをこれでもかというぐらいにゴリゴリゴリ~ってやられて、ちょっとした拷問でした(笑)
日本人って結構、「痛いと効いている」というふうに思い込んでいる方が多いようです
一般に「リンパ」と言うとき、「リンパ管」「リンパ液」「リンパ節(リンパ腺)」のいずれか、もしくは複数の組み合わせを表す場合が多いです
リンパ節というのは免疫細胞などが駐留する防衛の要で、言わば関所のようなものです
全身を流れるリンパ管の途中に大小800個ほどのリンパ節が点在してまして、耳の下や首の横、鎖骨、腋、鼠蹊部、ひざの裏などには特に集中して分布しています
普通はあずきや米粒ほどの大きさの器官ですが、加圧し過ぎると潰れて壊死してしまい、その後再生されることはありません
それどころか、翌日になってその部位が腫れあがったりしますからね、力加減には注意が必要です
またそもそも皮膚の上から触ってみて、流れが詰まっているかどうか判断できるようなものでもありませんし、仮に本当に詰まっていたら「リンパ浮腫」という立派な病気で切除のための手術が必要です
リンパケアは、優しく優し~く赤ちゃんを撫でるような感じがオススメでございます